3月の自分を助ける話です
|日出嶋有希子

2026年1本目の記事となります!
(だいぶ遅くなりましたが)あけましておめでとうございます‼︎

年始からいきなり現実的ですが、3月対策のお話です。

年度末って、なんであんなに「全部、今日言う?」が重なるのでしょうか。
普段は平和だったチャットが、急に“お祭りの屋台”みたいになります。
あっちからも、こっちからも、呼び込みが来ます。

「これ今日までで…」
「すみません、出し忘れてて…」
「締め、いつでしたっけ?」

……分かります。分かるのですが、こっちも同じ人間なので同時多発は無理です。総務経理の体は分裂しません。

なので私は毎年、年度末に入る前に決めています。
**「締めの前倒しは、全部やろうとしないで、3点だけやる」**です。
これだけで3月の呼吸が変わります。

そもそも年度末の詰まりは「仕事量」ではなく「回収遅延」で起きます

度末の詰まりは「仕事量」ではなく「回収遅延」で起きます

忙しいのは確かです。
でも、年度末のしんどさって「量」より「待ち」だったりします。

  • 証憑が来ません

  • 承認が止まります

  • 請求書が遅れます

  • 情報が最後に集まります

これが重なると、締めが“作業”ではなく“事故対応”になります。
だから前倒しの目的はひとつです。「待ち」を減らします。

そのための3点です。

前倒し①:証憑の回収を「締め日」ではなく「締め前の締め」で区切ります

まずはこれです。いちばん効きます。
経費精算・請求書・立替の領収書。これが遅れると、月次も決算も全部ゆがみます。

なので私は、締めを2回作ります。

  • 第1締め:証憑の締め(回収締め)

  • 第2締め:会計の締め(処理締め)

たとえば会計締めが月末〜翌月○営業日なら、証憑の締めはそこからさらに前倒しして、**「○日までに提出」**を固定します。

ポイントはここです。
提出が遅れた人を責めない代わりに、「翌月扱い」のルールを静かに運用します。
情は大事ですが、締めは締めです。

この「提出締め」があると、総務経理の脳内から「待ち」が減ります。
年度末は特に、ここだけは守りたいです。

前倒し②:承認ルートを「短く・止まりにくく」します(年度末だけでOKです)

前倒し②:承認ルートを「短く・止まりにくく」します(年度末だけでOKです)

年度末は承認が止まりがちです。
なぜなら偉い人ほど忙しいですし、あと席にいないからです。

おすすめは、年度末限定でいいので次の3つを「運用で」決めることです。

  • 承認者を代理できるようにします

  • 承認ルートを短縮します

  • 一定金額以下はまとめ承認に寄せます

制度を完璧に作り込むより、年度末だけ“通る道”を増やす方が効きます。

たとえば、こういうやり方です。

  • 申請が溜まる部署は、週1で承認タイムを先にカレンダーで確保します

  • 承認が詰まりやすい項目は、添付の必須要件を明確にします

  • 差し戻し理由が毎回同じなら、申請フォームの選択肢に落とします

これをやると、年度末の“差し戻し往復運動”が減ります。

前倒し③:取引先・社内の「締め切り」を先に言い切ります

年度末に地味に効くのがこれです。
請求書や発注書が、最後に寄ってくる現象が起きます。

なので、こちらから先に言います。
**「年度内処理にしたいものは、○日までにここまでお願いします」**と。

これ、気まずいと思われがちですが、先に言われた側は実は助かります。相手も年度末だからです。

社内向けなら、さらに効く言い方があります。

  • 「年度内にしたいなら○日までです」

  • 「それ以降は翌年度計上になります(ルールです)」

  • 「例外が必要なら、理由と上長承認をセットでお願いします」

ここまで言い切ると、最後の最後に「なんとかならないですか?」が減ります。
ゼロにはなりませんが、減ります。減るだけで勝ちです。

まとめ:前倒しの本質は「待ちを削ること」です

年度末の詰まりは、根性では解決しません。
回収が遅れて、承認が止まって、締め切りが曖昧だと、結局どこかで爆発します。

だから前倒しは、これだけでいいです。

  1. 証憑の締めを先に作ります(提出締め)

  2. 承認を止めにくくします(短縮・代理・まとめ)

  3. 締め切りを先に言い切ります(年度内ライン)

これを新年〜1月中に“軽く整える”だけで、3月の自分がめちゃくちゃ助かります。
3月の自分を助ける準備、始めましょう!

コラム一覧を見る

Contact

無料相談を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
全て必須項目です。

カテゴリ
会社名
氏名
メールアドレス
サイトURL
お問い合わせ内容