①UPSIDER ②Amex ③三井住友・・自社に合う法人カードの選び方

①UPSIDER ②Amex ③三井住友・・自社に合う法人カードの選び方

法人カード選びで大事なのは、還元率だけじゃない

|日出嶋有希子

法人カードを選ぶとき、
つい「ポイント還元率が高いもの」「年会費が安いもの」に目がいきがちです。

もちろん、それも大事です。
でも、実際に使い始めると、見えてくるのは別のところだったりします。

たとえば、

「誰が何に使ったのか、あとで確認しやすいか」
「領収書や請求書の回収がしやすいか」
「社員が増えても運用が回るか」
「限度額が足りなくて、肝心な決済が止まらないか」

こういうことは、導入前は意外と見落としやすいのですが、
実際の現場ではかなり大事です。

特にバックオフィス側からすると、
法人カードはただの“支払い手段”ではなくて、
経理処理や管理のしやすさに直結する道具だと思っています。

だからこそ、
「一番人気のカードはどれか」ではなく、
「自社の使い方に合っているのはどれか」
で考えるのが、いちばん失敗しにくいのではないかなと思います。

今回は、実名カードを挙げながら、
どういう会社に、どういう法人カードが向いているのかを整理していきます!

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結論からいうと、重視するポイントで選ぶカードは変わる

たとえば法人カードといっても、
会社によって求めるものはかなり違います。

  • 広告費や仕入れなど、高額決済に耐えられることが大事な会社

  • 社員利用が増えてきて、カード管理を細かくしたい会社

  • 出張や会食が多く、付帯サービスも重視したい会社

  • まずは年会費を抑えて、シンプルに始めたい会社

このあたりで、向いているカードは変わってきます。

今回は代表的な例として、

  • UPSIDER

  • アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

  • 三井住友カード ビジネスオーナーズ

をもとに見ていきます!

1. 急成長中の会社や、高額決済が多い会社には「UPSIDER


もし、
・広告費の支払いが大きい
・SaaS利用料が多い
・外注費や仕入れなどカード決済額が膨らみやすい
という会社であれば、UPSIDERはかなり相性がいいと思います。

UPSIDERは、最大10億円の利用限度額年会費・発行手数料無料、さらに発行枚数上限が無制限といった特徴を打ち出していて、成長企業の運用にかなり寄せた設計です。

このカードの良さは、
単純に「たくさん使える」だけではなくて、
用途ごと・担当者ごとにカードを分けやすいことだと思います。

たとえば、

  • 広告運用用

  • サブスク用

  • 仕入用

  • 役員用

  • 社員用

のように分けて管理できると、
あとから経理が確認しやすくなります。

しかもUPSIDERは、リアルカードもバーチャルカードも無料で発行でき、利用制限やロック機能なども備えています。
そのため、「立替精算を減らしたい」「使い道を細かく管理したい」という会社にも向いています。

こういう会社に向いています

  • スタートアップ、ベンチャー

  • 広告費の決済が大きい会社

  • SaaSや外注費が多い会社

  • 部門別、用途別にカードを分けたい会社

  • 社員数が増えてきて、管理を細かくしたい会社

「とにかく決済を止めたくない」
「カード管理を仕組みで回したい」
という会社には、かなり現実的な選択肢だと思います。

2. 出張や会食が多く、付帯サービスも重視したいなら「アメックス・ビジネス・ゴールド

一方で、
・代表者や役員の利用が中心
・出張や会食が多い会社
なら、アメックスのビジネス・ゴールドはやはり候補に入ってきます。

このカードは、
単なる決済手段というより、
**“ビジネスで使う上での総合的な利便性”**を重視する人向け、という印象です。

アメックスのビジネス・ゴールドは、2025年3月4日の改定後、基本カード年会費49,500円(税込)となっており、年会費無料の追加カードや請求書をカードで支払える機能なども案内されています。

年会費だけを見ると安くはありません。
でも、

  • 出張が多い

  • 役員利用が多い

  • 対外的な印象もある程度大事

  • 請求書支払いをカードに寄せたい

という会社にとっては、
「年会費が高いかどうか」だけではなく、
そのカードを持つことで得られる利便性や価値があるかで見た方がよさそうです。

こういう会社に向いています

  • 代表者や役員の利用が中心の会社

  • 出張や会食が多い会社

  • 付帯サービスも活用したい会社

  • 対外的な信用感やブランド感も気にしたい会社

  • 経費決済だけでなく、経営者向けの使い勝手も重視したい会社

「カードを何枚も配って細かく統制する」というよりは、
経営者や役員が快適に使えるかという観点で選ぶと、しっくりきます。

3. まずは低コストで始めたいなら「三井住友カード ビジネスオーナーズ

「法人カードを持ちたい気持ちはあるけれど、まずはコストを抑えたい」
そんな会社には、三井住友カード ビジネスオーナーズがわかりやすい選択肢です。

このカードは年会費永年無料で、条件達成時には対象店舗で最大1.5%ポイント還元と案内されています。

この“始めやすさ”はかなり大きいです。

法人カードは便利そうに見えても、
「本当に使いこなせるかな」
「年会費分の元が取れるかな」
と不安になることがあります。

その点、三井住友カード ビジネスオーナーズは、
まずは法人利用と個人利用を分けたい、
少人数で使いたい、
固定費は増やしたくない、
という会社にはかなり入りやすいと思います。

こういう会社に向いています

  • 創業期の会社

  • 小規模法人

  • 個人事業主

  • まずは年会費を抑えたい会社

  • 利用者がまだ少ない会社

とにかく最初の一枚として持ちやすいので、
「まずは法人カード運用を始めてみたい」という会社には合っています。

では、結局どれを選べばいいのか

すごくシンプルに分けると、こんな感じです↓

高額決済・複数枚運用・管理重視なら UPSIDER
出張・役員利用・付帯特典重視なら アメックス・ビジネス・ゴールド
低コストで始めたいなら 三井住友カード ビジネスオーナーズ

この3つは、
どれが上、どれが下、というより、
向いている会社のタイプが違うと考えるのが自然です。

なので、
「おすすめの法人カードはどれですか?」
と聞かれたときに、本当は一つに絞るのは難しいです。

正確には、
“どんな会社にとってのおすすめか”が先にある
ということなんだと思います。

法人カードは「お得さ」より「運用しやすさ」で選ぶと後悔しにくい

法人カードを選ぶとき、
どうしても還元率や年会費に目が行きます。

でも、実際に日々使っていくと、
あとで効いてくるのは、

  • 誰が何に使ったか把握しやすいか

  • 証憑回収がしやすいか

  • 経理処理がスムーズか

  • 社員が増えても管理が回るか

  • 必要な決済をちゃんと通せるか

こういう部分だったりします。

だからこそ、
法人カードは「一番お得なもの」を探すより、
「自社の運用に一番合うもの」を選ぶ方が、結果的に満足度が高いのではないかなと思います。

まとめ

  • 成長中で高額決済が多いなら UPSIDER

  • 出張や役員利用が多いなら アメックス・ビジネス・ゴールド

  • まずは低コストで始めたいなら 三井住友カード ビジネスオーナーズ

この切り分けで考えると、かなり選びやすくなります。

法人カードは、
ただの支払い手段ではなく、
会社のお金の流れや、経理のしやすさ、現場の運用にまで関わるものです。

だからこそ、
「有名だから」ではなく、
“うちの会社にはどれが合うか”
という目線で選ぶのが大事だと思います◎


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