裏返しの靴下から学んだこと
|星佐紀子

靴下よ、なぜいつも裏なのか

今日はクリスマスですね!でも、全然関係ないお話です…

さて、みなさま日々のお洗濯お疲れさまです!ご家族が多ければ多いほど、その量は膨大になりますよね。「洗濯物」と一言で言っても、実際にはやらなければいけない工程がたくさんあります。
すでに出されている洗濯物以外に洗うものがないか家中を確認して集めるところから始まり、分別して、洗って、干して、取り込んで、畳んで、それぞれの場所にしまう、などなど。もっと細かく分類したら想像以上に多くのステップを踏んでいるんですよね。
その中でも私が個人的に一番面倒に感じていたのが、「干すときに裏返しの靴下を元に戻す」作業でした。洗濯機に入れるときに戻す人もいると思いますが、私は洗う時はそのまま洗います。仕事が忙しかったり、家事もなんかやることだらけなときに、やたらと多い裏返った靴下たちと格闘していると、本当にイライラが募るんです…

そしてある日、とうとう夫に「干すとき直すの大変だから、裏返したまま洗濯に出さないでほしいんだけど!」と、半ば八つ当たりにも近い怒りをぶつけてしまいました。

「当たり前」が崩れた瞬間

すると、夫から返ってきたのは予想外の言葉でした。
「なんで直すの?」
え?なんでとは……???一瞬にして混乱したことを覚えています。「履くときには表にしないと履けないじゃない!」と伝えたところ、夫は「そんなの自分でやるからそのままでいいのに」と言ったのです。
えーー!!早く知りたかったーーーーー!!!!!
そうなんです。夫が靴下を履くときに「履ける状態にしておく」ことを、なぜか勝手に自分がやらなくてはいけないことのように思い、責任を背負って家事を増やしていたんです。よく言えば気遣いかもしれませんが、相手が求めていないならありがた迷惑だったのかも。そのことで急に怒りだしてますし…(反省)。長年無意識に近い状態で行ってきた家事だからこそ、違う視点を見失っていたんです。

その後夫から、そもそも靴下に対してそんなふうに思っていたことを知らなかったと言われ、あらためて靴下に対してお互いに思っていたことを話してみました。すると、知らなかったことがたくさん出てきたんです。
夫は干してあるところから直接取るから、1足ずつペアにまとめなくていいと思っていたこと。私は毎回じゃないけど、乾いた洗濯物をちゃんと片付けて引き出しにしまいたい時もある、かといってバラバラの状態で靴下を引き出しに入れるのは、中で散らかるのでちょっと嫌だということ。今の靴下の数が少ないから割とすぐに洗わないといけないこと。そして夫は、実は寝室の引き出しにしまわれるのが朝の身支度の動線として面倒に感じていたと。
「え、そうなの?!早く言ってよ!」と、お互いに笑いながら話したことを覚えています。

シンプルな解決策がもたらした変化

この話し合いを踏まえて、我が家での夫の靴下ルールはこうなりました。
一番使用頻度の多い、会社に履いていく靴下は全て同じデザインの黒1色のみにする。これにより右左の区別もなくなるので、1足ずつまとめる必要がなくなり、履く時にも同じ靴下か確認しなくてよくなります。加えて、洗い替えがなくなると早く洗濯しなきゃと思い、それも私にとってはストレスなのでまとめて20足購入。乾いた靴下は専用の箱に入れて、その箱はリビングの隅に設置。着替えの最後にリビングで靴下を履いて犬を愛でてから出発するのが夫の日課なので、動線的にもぴったりです!
これにより、お互いの小さなモヤモヤがあっという間に解消したのでした。

画像
実物。埃が入らないようにフタのある簡単に開閉できる箱=ダストBOXが最高!となりました

他者の視点がもたらす気づき

このように、何気なく行っていることも他の人の視点で見れば無駄なことが見えてくるものです。長年続けてきた習慣だからこそ、面倒だと感じていたのに「なぜそうしているのか」を疑問に思うことすらしていなかったんですよね。
ちょっとした家事でも小さな改善・解消から行うことで、次の一手が見えてくるのではないかと思います。

最後まで、読んでいただきありがとうございました!
皆さんにとって穏やかな1日となりますように。メリークリスマス!


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そして、この記事を書きながら私は次の一手として「そもそも、夫ももっとお洗濯をしたらよいのでは?」を思いついたので、さっそく提案してみようと思います!うまくいくといいな…(笑)

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